2011年2月28日月曜日

9月下旬

GYAさんに某掲示板で
『向こうはまだ9月なんや・・・』
との、ご指摘をお受けしたとおり、このブログは[時差の関係]で5ヶ月遅れになってしましました。なんとか時差が少なくなるよう頑張りたいのですが…。

9月下旬、日本。徳島から知り合いの若尾夫妻が韓国に遊びに来てくれました。
落語家さんを介して知り合ったのですが…今では個人的にも仲良くさせていただいております。
半分以上は聞き取りのできぬ韓国語の生活の中、若尾夫妻と日本語で話しをすることで随分と気持ちが明るくなりました。

日本にいた頃は『働けど働けど…』の気持ちを痛感していたのですが…、
環境が変わって、海外で生活を続けていると『そを聞きに行く』啄木の気持ちが実感としてわかります。

若尾ご夫妻、わざわざ外国まで会いに来てくださり心より感謝です。
故郷・日本の言葉がこんなに懐かしく感じたのは初めてでした。
写真は、ご夫妻と光化門の前で。

2011年1月21日金曜日

国際漫画サミット

9月16日

9月15日より例年、行われている『国際漫画サミット』が韓国・富川(プチョン)市で行われた。
そのサミットの期間中、チニ(精華大・留学生だった韓国の友人の名前)が先生として通う大学・順天大学の漫画専攻1〜4年生研修旅行に私も1泊だけ参加することとなった。
前述のチニ氏から頼まれて講演を依頼されたからだ。
チニ氏、曰く
『いわみさん!うちの卒業制作・漫画100頁…みんな、なかなか描かないんですよ。なんとか講演のなかでハッパかけてください。頼みます!』
この順天大学でも、やはり卒業制作は〔漫画100頁〕。
ま、高校を卒業した子どもが、大学でモノを学び大人になって社会に旅立つ証として、それくらいはせねばならないのかも…。

講演の中で『100頁漫画を描く意味』を私なりに考え、学生たちの前で喋り始めたのだが…、さすがに言葉の壁にぶつかり韓国語で喋るのをやめ、途中からは日本語ぺらぺらのチニ氏に通訳したもらうことに。
私の話を聞き、納得して頷いていた学生たちだったが…その後、卒業制作のほうは無事、進行しているのだろうか…。
機会があれば、講演以降の彼らたちの状況もこのブログの中で紹介できればと…。
みんな!頑張れぇー!!!

2011年1月3日月曜日

アニメの中の学校

9月14日
この日は京畿道にある高校での特別授業。
高校の名前は、「アニメーション高校」!!!!
まるでアニメの中に出てくる架空の高校の名前みたい…。
なのだが、れっきとした公立の高校の正式名称。
もちろん、漫画、アニメ、ゲームの専攻のための高校なのだ。

実は…私自身、この10年間でこの学校で授業をするのは3度目。
過去2回の訪問と比べて目についたのは、男女学生の比率が変わったこと。
溢れんばかりに教室に集まってくれた生徒の90%以上が女子。
あとで聞くと…、『男女比率を考慮にいれず、実技(絵の力)の成績で合格者を選考するとこうなってしまう』のだとか。
んー。確かに…。

大学の試験でもそうだが、こと20歳未満・男女における『漫画の画力』に関しては明らかに女子の方が上に見える。私自身も以前から強くそう感じていたのだが。
だからといって女子ばかりになってしまっていいものか?
自分の中でも整理がつかないが、いろいろと意見を出し合うことも今後、必要かも…。

今回も私の拙い韓国語だけでの60分授業。
写真をよく見てもらうとわかりますが、生徒が入りすぎて椅子が足らず、みんな机に座っていました。そのあたり、なんとなく韓国っぽいよね!って感じ。
では、みんな!漫画家のおじさんは帰るけど、その机で頑張って漫画を描くように!!
明るい生徒たちよ!また遊びに行くからね。