2011年1月21日金曜日

国際漫画サミット

9月16日

9月15日より例年、行われている『国際漫画サミット』が韓国・富川(プチョン)市で行われた。
そのサミットの期間中、チニ(精華大・留学生だった韓国の友人の名前)が先生として通う大学・順天大学の漫画専攻1〜4年生研修旅行に私も1泊だけ参加することとなった。
前述のチニ氏から頼まれて講演を依頼されたからだ。
チニ氏、曰く
『いわみさん!うちの卒業制作・漫画100頁…みんな、なかなか描かないんですよ。なんとか講演のなかでハッパかけてください。頼みます!』
この順天大学でも、やはり卒業制作は〔漫画100頁〕。
ま、高校を卒業した子どもが、大学でモノを学び大人になって社会に旅立つ証として、それくらいはせねばならないのかも…。

講演の中で『100頁漫画を描く意味』を私なりに考え、学生たちの前で喋り始めたのだが…、さすがに言葉の壁にぶつかり韓国語で喋るのをやめ、途中からは日本語ぺらぺらのチニ氏に通訳したもらうことに。
私の話を聞き、納得して頷いていた学生たちだったが…その後、卒業制作のほうは無事、進行しているのだろうか…。
機会があれば、講演以降の彼らたちの状況もこのブログの中で紹介できればと…。
みんな!頑張れぇー!!!

2011年1月3日月曜日

アニメの中の学校

9月14日
この日は京畿道にある高校での特別授業。
高校の名前は、「アニメーション高校」!!!!
まるでアニメの中に出てくる架空の高校の名前みたい…。
なのだが、れっきとした公立の高校の正式名称。
もちろん、漫画、アニメ、ゲームの専攻のための高校なのだ。

実は…私自身、この10年間でこの学校で授業をするのは3度目。
過去2回の訪問と比べて目についたのは、男女学生の比率が変わったこと。
溢れんばかりに教室に集まってくれた生徒の90%以上が女子。
あとで聞くと…、『男女比率を考慮にいれず、実技(絵の力)の成績で合格者を選考するとこうなってしまう』のだとか。
んー。確かに…。

大学の試験でもそうだが、こと20歳未満・男女における『漫画の画力』に関しては明らかに女子の方が上に見える。私自身も以前から強くそう感じていたのだが。
だからといって女子ばかりになってしまっていいものか?
自分の中でも整理がつかないが、いろいろと意見を出し合うことも今後、必要かも…。

今回も私の拙い韓国語だけでの60分授業。
写真をよく見てもらうとわかりますが、生徒が入りすぎて椅子が足らず、みんな机に座っていました。そのあたり、なんとなく韓国っぽいよね!って感じ。
では、みんな!漫画家のおじさんは帰るけど、その机で頑張って漫画を描くように!!
明るい生徒たちよ!また遊びに行くからね。